ゴレイロとの1対1を迎えたときの選択肢6つ

ゴレイロ(GK)との1対1の場面。オフェンスにとっては決定機です。しかし、フットサルではサッカーほど1対1の場面で得点が決まりません。
理由はゴールが小さいこともありますが、ゴレイロとの距離も近いため、サッカー以上に相手ゴレイロとの駆け引きの側面が強くなります。
チャンスだからといって、むやみにシュートを打たないことが大切です。ゴレイロの動きを見ながらシュートを打つことを意識しましょう。
ここでは、ゴレイロとの1対1で取りうる選択肢を6つ挙げていきます。
コースを狙ってシュートを打つ
やみくもにシュートを打つのではなく、コースをしっかりと狙ってシュートを打ちます。
ゴレイロが前に立っていても、よく見るとゴールへのコースが空いていることがわかります。そこにシュートを打つのですが、ここでは強いシュートは必要ありません。インサイドキックでも十分です。
俗にいう「ゴールにパスする」ような感覚で、ゴールへボールを流し込みましょう。
ゴレイロの股間を狙う
シュートの際に意外と狙いやすいのがゴレイロの「股間」です。いわゆる「股抜きシュート」によるゴールは実際の試合でもよく見かけます。
ゴレイロの注意が左右に向いているときは、股間にボール2個分ほどのスペースも生まれていますので、シュートを通すことが可能です。ゴレイロの動きをしっかりと見極めましょう。
トーキックでタイミングを外す
フットサルが語られるとき、使われるキーワードの1つである「トーキック」。
1対1の場面でも、このトーキックは大活躍です。
トーキックを使えば、ドリブルでゴレイロとの距離を詰めていきながら、突然シュートを放つことが可能です。
タイミングを外されたゴレイロはシュートへの反応が遅れ、ゴールが決まりやすくなります。
ドリブルで抜き去る
1対1の場面では、相手ゴレイロが腰を落としシュートコースを消してきます。
この状態で、無理にシュートを打っても、なかなかゴールは奪えません。
こういった状況では、足裏を使いボールを転がすことによりゴレイロをドリブルで抜き去ることも有効な選択肢の1つです。
ループシュート
シュートは強くて速いボールを打たないとダメということはありません。
ゴレイロもグラウンダーのシュートコースについてケアしてきます。
そんなゴレイロの裏をかくシュートが「ループシュート」です。
グラウンダーのシュートを警戒し、膝を地面につけるようにしてくるゴレイロをあざ笑うかのように「ふわっとした」浮き球のシュートを打つ。
そんなループシュートは決まると気持ちのいいものでもあります。
駆け上がってくる味方へのパス
最後の選択肢は1対1の場面で、あとからゴール前に駆け上がってくる味方選手を使うことです。
カウンターの場面など、味方が同時にゴール前へ進出した状況では、ゴレイロと1対1というより、味方を含めた「2対1」として考えたほうが得点を奪える可能性は高くなります。
そのためにも、ドリブル時にも顔を上げて、常に状況を把握しておくことが大切です。