聴覚障害者がプレーする「デフフットサル」のルールと特徴を解説

ろう者のフットサル「デフフットサル」のルールと特徴

デフフットサルとは文字通り「デフ(DEAF)」、つまり「聴覚障害者」がプレーするフットサルのことです。

ここでは、デフフットサルのルールと"デフ"であるがゆえの競技の特徴を解説します。

デフフットサルのルール

デフフットサルは、通常のフットサルやサッカーと同じくFIFA(国際サッカー連盟)が定めるルールに則って行われます。

そして、大枠のルールは、健常者のフットサルとほぼ変わりません。ただ、プレーヤーが耳に障害を持っているために審判の笛が聞こえないので、審判は旗を持ち試合を運営します。

また、日常生活では補聴器を付けている選手も、デフフットサルのプレー中は外すことになっています。

デフフットサルの特徴

ルール上では健常者のフットサルと違いがさほどないデフフットサルですが、実際のプレーにおいてはデフフットサルとしての特徴が随所にあります。

キーワードはもちろん「外部の音」です。

味方からのコーチングがない

フットサルやサッカーはもちろん、それ以外のスポーツ(個人競技・団体競技問わず)では、味方選手や監督から声によるコーチングを受けます。

フットサルでは例えば、後方の味方から『相手が寄せてきているぞ!』と教えてもらったり、ボールホルダーの味方選手に『自分がフリーだからパスを出せ!』などと教えたりするシチュエーションは頻繁に起こります。

デフフットサルでは当然、「声」によるコーチングは行えません。

では、どうするか?

選手同士が手による指示を出し、コミュニケーションを図ります。

オフェンス時のパスワーク、ディフェンス時の組織的な対応などは、健常者のフットサルに比べて難しいことが想像できます。

相手の存在を感じ取れない

デフフットサルでは、当然のことながら声だけでなく「音」もない状態でプレーすることになります。

具体的には、敵の存在を確認できる"足音"が聞こえないといったことです。

健常者のフットサルに比べて、手を使うなどし周囲の情報を得ることに一層の注意が必要となります。